こんにちは♪北海道釧路市の小さな音楽教室『アトリエ・ミュージック・レッスンルーム』の講師・藤田貴光です♪
このブログで度々オルガンをテーマにいろいろ書きましたが、今回はハモンドオルガンでJAZZやR&Bをプレイするためには欠かせない『ロータリースピーカー』を紹介したいと思います。
以前書いたオルガン関連の文はこちら↓↓↓
https://ateliermusic.hatenablog.com/entry/2019/08/09/233420
https://ateliermusic.hatenablog.com/entry/2019/08/12/180910
https://ateliermusic.hatenablog.com/entry/2019/08/19/235353
https://ateliermusic.hatenablog.com/entry/2019/08/21/235829
https://ateliermusic.hatenablog.com/entry/2019/09/02/204646
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ハモンドオルガンを鳴らすためのスピーカーで一番有名なのは『レスリースピーカー』です。
ドン・レスリーさんが作ったスピーカーなので『レスリースピーカー(Leslie speaker)』と名付けられております。
レスリースピーカーの仕組みは↓↓↓
高音部を出力するスピーカーにはラッパのようなホーンローターが、低音部を出力するスピーカーには筒状のローターが付いて、それが速く回転したりゆっくり回転したりして、音を散らす事により、いわゆるドップラー効果を生み、独特の揺らぎを表現できるのです。
本来の目的はパイプオルガンの、あちこちのパイプから音が聴こえてくる感じを表現したかったようなのですが、ちょっとそのようには聴こえない笑笑。でも、これはこれで面白い響き♪いつのまにかハモンドオルガンには欠かせない組み合わせとなりました…ハモンドさんはあまり気に入らなかったようですが…。
僕は『Leslie815proline』というモデルを所有しております。アンプは真空管ではなくトランジスタで、ステージなどでの使用や運搬などにも強い耐久性を持つモデルで出力も大きめなのですが、とにかく大きくて重い!!
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大きくて重い分、やはりLeslieならではの気持ち良いオルガンサウンドが響きます。
この815モデルはもう何十年も前に生産完了となっておりますが、現行モデルはハモンドオルガンと同じ、日本の鈴木楽器製作所がブランドを取得し、作り続けております。
HAMMOND B-3mk2等に最適な真空管アンプ・モデル『Leslie122XB』↓↓↓
かつてのprolineモデルに相当する高い耐久性能を持ったモデル『Leslie3300』↓↓↓
低音部ローターを電子シュミレーターにして軽量コンパクトになったモデル『Leslie2101mk2』↓↓↓
上記が代表的な現行モデルです。
僕は3300以外はステージで使用した事がありますが、特に2101mk2の、コンパクトな個体からはなかなか想像もつかない膨よかな低音の響きにはビックリしました。
この2101mk2とHAMMOND XK-1のコンビで、トニー・モナコ氏が最高にスイングしている動画がありますので、どうぞ♪↓↓↓
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レスリースピーカー以外にもレスリースピーカーを強く意識したモデルが存在します。
僕が大型のLeslie815を持ち出せない時に使うロータリースピーカーが『MOTION SOUND PRO-3』という、高音部はリアルローターで低音部はギターアンプやベースアンプに繋いでシミュレートするという軽量コンパクトなモデルです。
『MOTION SOUND PRO-3』↓↓↓
レスリースピーカーより若干硬めのソリッドな響きですが、大変重宝しております。
最近は実際には回らないレスリー・シミュレーター(エフェクター)ばかり使っていたので、やはりLeslieやMOTION SOUNDは運搬やステージセッティングが大変だけど、その分心地よいサウンドが響きますね。
また、最近動画で知ったのですが、レスリー的なスピーカーに『TORNADO』というモデルがあるようです。多分、日本未発売モデルです。↓↓↓
動画も♪↓↓↓
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LeslieやMOTION SOUNDやTORNADOなどのリアルローター・モデル以外にもレスリースピーカーをお手本とするシミュレーター・エフェクターがたくさんあります。僕が今まで使ってきたものを中心に、また改めて紹介したいと思います。
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北海道釧路市の小さな音楽教室『アトリエ・ミュージック・レッスンルーム』
開講日…毎週火曜日・水曜日・木曜日・日曜日
開講時間…11:00〜20:00