こんにちは♪北海道釧路市の小さな音楽教室『アトリエ・ミュージック・レッスンルーム』の講師・藤田貴光です♪
数日前に書いたオルガンの話しの続きみたいになりますが…↓↓↓
https://ateliermusic.hatenablog.com/entry/2019/08/09/233420
僕がlive等で使用している電子オルガンは、会場やステージのスペース等に合わせて『Roland AT-350C ATELIER Combo』か『Roland VR-09 V-Combo』を使い分けておりますが、どちらも『バーチャルトーンホイール音源』というデジタル・モデリング音源を搭載しているモデルで、イコライジング等の調整は必要ですが、安定してヴィンテージ・ハモンドオルガンのサウンドを再現出来るので大活躍しております。
しかし、本当は…『ホンモノ』を弾きたいわけです。いつかはHAMMOND B-3のオーナーになりたいとは思っておりますが、重量とサイズからlive等で一緒に移動するのはとても難しいので、現実を考えるならコンパクトなコンボモデルの『ホンモノ』があればいいなぁ…という思いで、実はデジタル音源ではない、アナログ回路式のハモンドオルガンを所有しております。
まず一番最初に入手したのは、結局スピネット（小型）モデルとはいえかなりの重量で自宅から動かせない状態の『HAMMOND 146K2』という日本ハモンド製の電子オルガンです。↓↓↓
柔らかな、ふんわりしたオルガン・サウンドで、濁りのないクリアな響きが特徴です。リズム・ボックスとレスリー・スピーカー内蔵で、ご家庭用モデルとして愛された電子オルガンですが、現在内蔵レスリー・スピーカーが不調でお休み中です。
liveに積極的に使用したいモデルが欲しいと思いヴィンテージ・キーボード系の中古情報にアンテナを張り巡らせていたら、偶然このモデルが見つかりました。日本ハモンド製の『ACE TONE X-3』です。↓↓↓
ACE TONEは、後に『Roland』創業者となる梯郁太郎氏が立ち上げたブランドで、ハモンドオルガンカンパニーのオルガン電子化に深く関わる技術を開発したエース電子工業のブランドです。そのACE TONEが日本ハモンドとなり、電子化されたハモンドオルガンが複数生まれました。
『X-3』はその中でもちょっとマニアックなモデルではありますが超コンパクトなのに2段鍵盤というところに惚れ込みました。
ACE TONEが日本ハモンドになる前の『ACE TONE TOP-6』という赤い電子オルガンも所有しておりますが、写真はその『TOP-6』と組み合わせたものです。↓↓↓
なんとも可愛らしい♪
『X-3』も『TOP-6』も、素の音はこれまた、真っ直ぐで、なんとも可愛らしい音なのですが、レスリー・スピーカーやレスリー・スピーカーのシミュレーターを通すと、コンパクトな電子回路のコンボモデルとは思えない、分厚くて鋭いハモンド・サウンドが飛び出します。
ホンモノのアナログ回路式オルガンは、音量を上げても耳に痛い音がしない、どこまでもあたたかく優しいサウンド。なんとも言い難い心地良さがあります。また、アンサンブルに馴染むけど決して埋もれない、非常に力強い主張あるサウンド。
『X-3』は一部発音しない鍵盤があったり動作が不安定のため、こちらも現在お休み中ですが、年代的に最も古いモデルの『TOP-6』が一番コンディション良好です。
他にも日本ハモンド製『HAMMOND X-2』という、前述の『X-3』の1段鍵盤モデルも所有しておりますが、こちらも発音しない鍵盤があったり、急に全鍵盤発音しなくなったり音量が小さくなったりする、動作不安定のため、お休み中です。
つまり、僕が現在所有する、デジタル音源のいわゆる『ハモンド・クローン』ではない、アナログ回路式の、僕の考える『ホンモノ』モデル（機械式のB-3等以外をホンモノと言うべきかどうかは別にして…）は、残念ながら全て修理待ちのお休み中となってしまいました。
いつかまた復活させてliveやレッスン等でも大活躍させたいと思っております。
…
北海道釧路市の小さな音楽教室『アトリエ・ミュージック・レッスンルーム』
